ゆーすふるまっくす〜暮らしに役に立つ豆知識〜

明日から役に立つ豆知識集をお届けします。

お酒で顔が赤くなるのはなぜ?赤くなるのは体からのSOS!?

      2016/12/20

お酒で顔が赤くなる

お酒を飲むと顔が赤くなる人がいます。日本人の半数以上のかたがそれにあたりますが、血行がよくなって健康的になっているわけではありません。アルコールの摂取によって顔が赤くなるのは身体が危険信号を発している証です。

一歩間違えば生命にもかかわることですので、お酒を飲むことにより体内でどのようにアルコールが処理されているかを理解しましょう。また適度なお酒は健康によいとよく聞きますが本当なのでしょうか?これからもおいしくお酒を飲むためには必要なことです。

 

スポンサーリンク

 

お酒を飲むとなぜ顔が赤くなる?

お酒を飲むことで顔が赤くなる・動悸・眠気・頭痛が生じる人がいます。そのような現象を「フラッシング反応」といい、ビールコップ1杯程度の少量で左記のような反応が出る体質の人をさして「フラッシャー」と呼びます。フラッシャー=お酒の弱い人(下戸の人も含む)と認識してください。

お酒を飲むことで体内に取り入れられたアルコールは肝臓のアルコール脱水素酵素の働きによって「アセトアルデヒド」に分解されます。このアセトアルデヒドに毒性があり身体に影響を与えます。

このアセトアルデヒドはアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によって無害な「酢酸」となり、さらに水と二酸化炭素になって体外へ排出されます。

酢酸にまで処理できなかったアセトアルデヒドが神経に作用し血管を広げ顔や体を赤くします。血行がよくなっているという表現は聞こえがいいですが、実際には過剰に血流を増やしているだけの状態です。

お酒を飲んで顔が赤くなるという現象は体内での分解処理が追い付かずアセトアルデヒドという毒素が強く体内をかけめぐることにより頭痛・動悸が激しくなるといった症状と同時にあらわれる一種の危険な身体からのサインと考えてください。

 

スポンサーリンク

 

顔が赤くなる人、ならない人の違い

 

では、お酒を飲んですぐに赤くなる人とならない人の違いはどこでしょうか?これはそのままお酒に強い人、弱い人と同じ意味で捉えることはできません。

お酒に強い人は体内でのアルコール分解能力が高く、弱い人はアルコール分解能力が低いです。これはアルコールに対して酔っぱらってしまうことへの強弱であり、お酒に強くどんどんと飲む続けることができたとしても、アセトアルデヒドの分解能力が低ければ「お酒に強いのにすぐに赤くなる人」になります。

飲めるけれどすぐに頭が痛くなるのであればアセトアルデヒドの分解能力が低いかたです。

この分解処理能力は遺伝によるものが決定的であるため、鍛えることで能力が劇的に成長するようなことはありませんが、毎日のように飲酒をすることによりほかの酵素が分解の手助けを助けてくれるようになり「お酒に強くなった」ということもあるのも事実です。

しかしながら体質にあっていないものを無理に鍛えていることになるため身体にとって様々なリスクを抱えることとなるのでお勧めしません。分解酵素のもつ遺伝の型により人間は活性型・不活性型・失活型の3パターンに分類されます。

日本人の4%ほどが失活型=アルコールを受け付けないであり、40%ほどが不活性型のお酒に強くなくお酒を飲むと顔が赤くなる人です。

欧米人と比べ日本人は不活性型の割合が多くみられます。無理にお酒に強くなろうとせず、弱い体質であると認識して無理なお酒は控えましょう。

 

顔が赤くなる人は身体からのSOSです!

 

アルコールとアセトアルデヒドは発がん性物質です。分解処理能力が高ければよりですが、顔がすぐに赤くなる人は分解能力が低く、両方の物質が体内に溜まりやすくなります。

食道がんを含めて発がんのリスクを高める要因となりますので、「顔が赤くなる=分解能力が低い=発がんリスクが高まる」といったことを忘れずに無理なお酒はしないようにしてください。

少量のお酒は身体に良いといった話がありますが、科学的には特に根拠がないようです。お酒を飲むことによってストレスの解消、単純に味がおいしいから飲むことももちろんあるため、そのような作用で出ている話のようです。

 

顔を赤くしないためには?

顔が赤くなるのは身体からの注意予報ですが、赤くなった顔が恥ずかしいけれど、お酒を飲まなきゃいけない場面もあることでしょう。

完全に赤くならない方法はありませんが、あらかじめ血流をよくすることで多少それを抑えることが可能です。お酒を飲む前に軽く運動をすることで顔が赤くなることを若干予防できます。

アルコールによる酔いや顔が赤くなる症状は先天的な体質によるものの結果ですので、無理なお酒はやめて、体質を理解したうえで楽しくお酒と付き合ってください。

スポンサーリンク