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虫刺されにご用心!危険な虫と刺された時の対処法まとめ

   

蜂

肌の露出の多い季節になると、虫刺されは気になりますよね。

どんな虫に刺されると危険なのか。刺されて腫れが出たときにはどうしたらいいのか。この記事では、そうした疑問について考えていきます。

 

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虫刺されについての基礎知識

まずは、虫刺されの基本的なことがらを確認していきましょう。

どんな虫が刺す?

 

人を刺す虫としては、蚊や蜂などがよく知られています。蜂は、一度刺されたことのある人がもう一度刺されると深刻なショックを引き起こします。いわゆるアナフィラキシー・ショックで、これには注意が必要です。

ほかに人を刺す虫は、毛虫、ムカデ、ダニ、ノミ、ブヨなどがいます。程度に差はありますが、これらの虫に刺されると、皮膚に腫れを引き起こす可能性があります。

 

なぜ腫れるのか?

 

腫れというのは、つまりは炎症です。体の細胞の一部が死んでいくことで引き起こされます。

なぜ細胞が死ぬかというと、意外と虫自身の持っている毒ではなくて、自分自身の免疫機構が攻撃しているからです。

免疫システムは、体の外から異物が入ってくると、攻撃をはじめます。そのときに、体全体を守るためなら仕方ないということで、細胞ごと攻撃して死滅させてしまいます。それが、炎症となってあらわれるわけです。

ですから、たいていどんな虫に刺されても、腫れの症状自体はそう変わりません。ただ、程度の差があるだけです。先述したアナフィラキシー・ショックも、この免疫によって引き起こされます。

蜂に一度刺されると、免疫システムが蜂の毒液の成分を記憶します。そして、もう一度同じ攻撃を受けると、免疫システムが急激に活動をはじめてショックを引き起こすのです。

 

身の回りの虫にそれほどの危険はない

 

蜂の場合を除けば、身の回りにそれほど危険な虫はいません。町中で生活しているぶんには、虫に刺されただけでそれほど激しい症状を起こすことはないでしょう。

自然の摂理というか、長い進化の過程で、身の回りの生き物に刺されたぐらいではなんともないように人間の体はできています。ですから、そこらにいる虫に刺されても、深刻な状態になることはあまりありません。

それでも強いて身の回りで危険な虫をあげるとしたら、ムカデや毛虫でしょうか。これらの虫に刺されると、人によっては強い炎症を起こす場合もあるようです。ただ、その場合も、すぐに引いていく場合がほとんどと思われます。

 

油断は禁物

 

ただし、ムカデや毛虫でも、人によっては重症になる場合があります。というのも、虫刺されの症状は、その性質のために個人差があるのです。

先述したとおり、虫刺されによる腫れというのは、ほとんどの場合免疫システムの防御反応です。そして、免疫が何に反応するかは人によってちがいます。そのため、個人差が出てくるのです。

これは、花粉症と同じと考えればわかります。

花粉症も免疫システムの過剰反応が原因ですが、同じ量の花粉が飛んでいても、花粉症になる人とならない人がいますね。それと一緒で、同じ虫に刺されても、強く反応する人とそうでない人がいるわけです。

ですから、一口に虫刺されといっても、油断してばかりはいられません。重症になってしまう場合もあるので、腫れがひどいようなときは「たかが毛虫に刺されたぐらいで」などといわずに皮膚科を受診しましょう。

 

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危険な虫

 

身の回りにいる虫はそれほど危険ではありませんが、身の回りにあまりいない虫だと事情は変わってきます。ここからは、危険のある虫について書いていきましょう。

 

・ブヨ

比較的重い症状をもたらすといわれるのが、ブヨです。ブヨは、「ブユ」ともいい、山奥などに生息しているアブによく似た虫です。

このブヨに刺されると、強いかゆみをともなう炎症が起きるといわれています。何十箇所も一度に刺されると、重症になる場合もあるようです。

しかもブヨは、刺すときに麻酔のようなものを注入するので、刺されても気づきにくいという曲者。市販の虫除け薬で予防することができるので、アウトドアレジャーの際には用意しておくといいかもしれません。

もし刺されて激しい症状が出た場合には、すぐに皮膚科を受診しましょう。

 

・マダニ

近年、マダニが媒介する感染症が問題になっています。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)と呼ばれる病気で、日本では西日本に感染例が多く、死者も出ています。

SFTSは、新しく発見された感染症なので、有効なワクチンはまだありません。そういう意味で、注意が必要な害虫といえるでしょう。

マダニは家のなかなどにいるものとは種類の違うダニで、森林や草地が主な生息地。春から秋にかけてそうした場所に出かけた人が被害にあっており、アウトドアレジャーでは十分な注意が必要です。森林などにいくときは、肌の露出を避ける服装を選ぶようにしましょう。

虫刺されのことを考えると、サンダルに短パンというのはちょっと危険です。靴下と靴を履き、ズボンも足首まであるものをはくようにします。首にタオルを巻いておくのも有効です。また、明るめの色の服装にしておくと、虫の存在に気づきやすくなります。

これらは、マダニだけでなくほかの虫への対策にもなります。

 

・セアカゴケグモ

もともと日本にはいない種ですが、最近は国内での生息が確認されるようになった毒グモです。温厚な性格で積極的に人を攻撃することはありませんが、クモがいるところにそれと知らずに近づいてかまれることは考えられるでしょう。

家のなかに潜んでいるのが発見された例もあり、普通に生活しているだけでかまれる危険があります。そういう意味で、ブヨやマダニよりも厄介かもしれません。

かまれた場合の症状は、痛みやかゆみ、吐き気など。

それほど強い毒ではないため死亡にまでいたることはまずないようですが、子どもやお年寄りは重症になることもあり、注意が必要です。

「セアカゴケグモに刺された」とはっきりわかる場合には、医師にそのことを伝えて治療を受けましょう。

 

まとめ

身の回りにそれほど危険な虫はいませんが、場合によっては重い症状をもたらす虫もいます。また、虫刺されへの反応には個人差があるので、たかが小虫といって油断していると深刻な事態になってしまうこともありえます。

そうなってから後悔しても手遅れです。腫れがひかなかったり、激しいかゆみが続くような場合には、皮膚科を受診しましょう。

 

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